核心を突く人は、”飲み込み”が遅い!?働き方上手さんの「情報咀嚼術」

今週のテーマは、働き方上手さんの「情報咀嚼術」です。食材の買い出しをするだけではお腹は満たされないように、集めた情報は「咀嚼」する必要があります。コツは「よく噛むこと」。カレーもラーメンも何でも「飲み物だ」と主張する人がいますが、情報だけは10秒チャージせず、時間をかけて飲み込みましょう

働き方上手さんの「情報咀嚼術」

クリエイティブの本質は「既知のアイデア同士の斬新な組み合わせ」といわれます。資料を集めたらそれで満足せず、一日の中で時間を設けてそれを眺めながらアタマの中で交雑させていきましょう。才能がある人は、この作業に「夢中」になれる人だそう。次の仕事で一度、自分の才能を試してみては。

アイデア同士の組み合わせをあれこれ探るのはまだ「咀嚼」の段階なので、ここで答えを出す必要はありません。よさそうな組み合わせがいくつか出てきたら、慌ててそれをカタチにするのではなく、そのアイデア同士が相互作用し合ってさらに一段上の「概念的発明」に昇華するまで、しばし待ちます。

画期的なアイデア同士の組み合わせを発見するにはツールを使うのも有効。筋の良さそうなアイデア同士を縦軸と横軸に並べて総当たり方式で掛け合わせていけばモレなく一気に交雑が終わります。この段階で「答え」を出す必要はありませんアイデアを大量に掛け合わせていくプロセス自体が大切です。

絶え間ない電話やSlackの嵐の中では情報の咀嚼はできません。創造性を発揮するために最初に創造すべきなのは「創造のための時間」です。毎日30分でもいいので、そうした日常業務の喧騒から隔離された、純粋なクリエイティブスペースを確保しましょう。これには「意志を持った断行」が不可欠です。

業務の合間の情報咀嚼にはプチワーケーションを活用しよう

目が回るほどの業務を抱えながらデスクで情報インプットしようとするのは、卓球をしながら読書をするようなもの。ここは物理的に一瞬オフィスを抜け出して、インプットモードに切り替えましょう。以前紹介したカフェでのプチワーケーションの考え方も、おさらいしてみてくださいね。

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