終身雇用がいよいよ終わり「個」の時代に突入したとはいえ、多くのビジネスパーソンはまだ企業に所属しています。今の仕事を続けながら新しいスキルや実績を積む最も現実的な手段のひとつが「副業（複業）」。新しい仕事仲間との素敵な出会いも重ねつつ、無理せずゆるやかに独立準備を進めていけます。
副業とは「次の自分」への具体的な準備。
報酬面以外にも副業のメリットは様々ありますが、たとえば事業会社にいる人なら外の複数企業のプロジェクトに関わることでコンサル的な視点が得られることも一つ。幾つかの組織を構造的に比較することで、何がその会社固有の現象で、何が今の時代に共通して発生している現象なのかを俯瞰で把握できます。
「転職を待たずになりたい自分を先取りできる」のも副業のメリットでしょう。たとえばいつかは地方創生の仕事でガンガン活躍したい、と考えているなら今の仕事を続けながら副業で参画してみる。今の仕事をやっている暇がないくらいうまくいけば転職する。速さ×確実さを兼備したスマートな選択です。
「一度一緒に働いてみたいと思っていた人」と仕事ができるのも副業のメリットです。正式採用では難しい企業でも、プロジェクトベースなら参加可能ですし、そこで活躍すれば「うち来ませんか？」となります。また、知人友人と「仕事を通じて」もっと深い信頼関係と思い出を作ることも有意義でしょう。
一緒に働いてみたい友人を貸別荘に誘って「副業ワーケーション合宿」
「いつか一緒に働いてみたい友人知人」がいるのであれば、最初の一歩として「副業ワーケーション合宿」に誘ってみるのも手。貸別荘を貸し切ってお互いリゾート気分を楽しみつつ、テラスでやってみたいプロジェクトについてカジュアルにブレストする場を持つ。
最初は冗談半分でも、本当にいいアイデアが出たのなら、自然と衝き動かされるようにビジネスは始まるはず。逆にそこまででなければ、脳内ストレッチとして楽しめばよいのです。軽い気持ちの一声が、未来への大きな第一歩になるかもしれません。