生産性を上げる人は、議論を「確定」させる。知識社会における「働き方上手」の条件とは

テック社会化やVUCAの進行で仕事内容やその定義が大きく変わる中、求められるスキルも当然変わっている。極端な話、パソコンが無かった時代に求められるスキルセットと、今のスキルセットは全く別物だ。そしてワークスタイルはこれからもさらに進化していく。そんな新しい時代においては「仕事ができる」が意味するところも変わってくるはずだ。

これからの時代における「仕事ができる」とはどのような状態か。「働き方上手さんのスタイルマガジン」を標榜する週刊ワーケーション関西は、新しい時代における仕事の再定義についてもこれから改めて考えてみたい。

ますます進行する知識社会における「働き方上手」とは?

現代は、かつてP.F.ドラッカーが予言した「知識社会」のまっただ中だ。様々な見方があるが、DXの浸透やAIの普及によって間違いなく今後ますます進展するのは「仕事の抽象度の高まり」である。目に見えるモノから、目に見えない「価値」を扱う仕事へと、加速度的に移行する。

そのようなチームで一番求められる存在は、メンバーから出た多様な視点の議論を「確定」させられる人だ。適切な課題設定を行い、各々の視点の共通点を整理し、導き出した本質的なゴールにメンバーを動員していく人。

「言語化」のチカラで、フワフワした議論をどんどん「確定」させよう。

今流行りの言葉でいえば「言語化」だが、何も概念定着は言語に限らない。リーダーなら意志で、コピーライターは言葉で、アートディレクターはデザインで、広報ならプレスリリース案で。フワフワ=不安なので、鮮やかにカタチにして「あ、コレいけるかも」とパッとチームを明るくする。プロジェクトの途中で適宜素敵なアウトプットを差し込んで、メンバーの感性を刺激し続ける。そんな「働き方上手」な人になろう。

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