仕事に追われている人ほどワーケーションを。 1日で2日分はかどるメカニズムとは

旅行や趣味の時間など楽しいことには終わりがあるのに、なぜか仕事にだけは終わりがありません。一つ片付ければまたひとつ、テトリスのように予想もしないタスクが次々と降ってきて、気づけばいつも仕事に追われている。そんな毎日から脱出するためのヒントになる「ちょっと意外な」実験結果があるんです。

ワーケーションで仕事に追いつき、追い越せ。

NTTデータ、JTB、JALなどが共同で行ったワーケーション実証実験によると、ワーケーション中は仕事のパフォーマンスが20.7%も上昇することが分かりました。ゆったりとするのは気分だけで、集中力が高まるぶん仕事のパフォーマンス自体はむしろ上がるのですね。

20%のパフォーマンス上昇ということは、単純計算すると毎日2時間残業している人なら、定時近くにまで早まる計算になります。さらに嬉しいことには、その上昇効果は翌週の一週間も続くということです。ということは、120%の日が5日間で600%!理屈上は翌週の5日間で6日分の仕事が片づけられることになります。

出典:効果的な働き方施策・観光施策としてのワーケーションの可能性~実証実験によるエビデンスに基づく示唆~

ワーケーションで、仕事のシフトチェンジを。

がんばっているのに、なぜかいつも半日分くらい仕事が遅れている……。そんな毎日を打開するには「もっとがんばる」のではなく、思い切って環境を変えてみるのが一番。一度集中モードのコツをつかめば、ワーケーション後の働き方も変わります。つまり、仕事がシフトチェンジする。

ワーケーションを、仕事のアクセルを緩めるためではなく、むしろ仕事を加速するために使う。仕事を鮮やかに抜き去った先には、きっと新しい景色が広がっていることでしょう。

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