週刊ワーケーション関西でこれまで提案してきた数々のワーケーションスタイルを満喫できる施設「淡路島C-Side」が2022年7月16日にオープンします。
淡路島C-Sideの誕生秘話がメディアに掲載
淡路島C-Sideのプロジェクトができあがるまでの秘話を紹介する以下の記事が、日本最大級のWebマーケティングメディア「ferret」にて掲載されました。
「ローカルマーケターのリアル。「移住者目線」で行う、淡路島の魅力発掘&言語化の醍醐味」
▼記事URL▼
https://ferret-plus.com/67954
記事概要
①事業の「柱」を一緒に立てる
京阪神から至近で、今注目を集めている淡路島という土地柄、貸別荘を建てれば休日の需要は充分だ。マーケット課題は、平日需要をいかに創造するか。働き方の多様性や、今後一層求められるビジネスにおける創造性などの文脈を踏まえ、我々はまず「ワーケーション」という新しいスタイルを軸にビジネス需要にアプローチすることにした。
貸別荘のオープンまでにはまだ時間があったので、まずは「週刊ワーケーション関西」というオウンドメディアとSNSを立ち上げた。貸別荘だからできる「一棟貸し切りオフサイト」や一度一緒に働いてみたい友人を誘っての「副業ワーケーション合宿」など、様々なスタイルを考案し発信を重ねていった。
【机上の空論より、海上のビッグアイデアを】
「理想のワーケーションスタイル」に関するアンケート調査の結果「潮騒派」の存在が明らかに。会社のデスクの中空を見つめていてもなかなか辿り着けない視野の大きい発想が求められているのでしょうか。#ワーケーション #潮騒派https://t.co/E6a5OFpsAv— 週刊ワーケーション関西 編集部|働き方上手さんのスタイルマガジン (@WeeklyWorkation) June 27, 2021
読者の声を拾う中で分かったのが、ワーケーションをしたいという人の半数以上が「海辺のワーケーション」に憧れているという事実。これは周囲を海に囲まれ、島の概ね360°にドライブロードがある淡路島というロケーションの特性を最大限に活かせるチャンス。そこで社長が「移動カーオフィスを付けよう」と閃き、事業の骨格が固まった。
② 事業の魅力を「言語化」のチカラで肉付けしていく
都心の仕事で身に着く知見・スキルの中で、ローカル案件で最もチカラを発揮するのは、デジタルやSNSよりも「言語化力」ではないかと思う。様々な議論も「言語化」することで整理され、それを土台に次の議論に迷わず展開できる。今回の案件では、移動カーオフィスで海辺のワーケーションができる貸別荘、というサービスに対し『カーケーション』というスタイルネームを付けることが最初の言語化仕事だった。
軸が決まれば次は、「カーケーションとはどういう体験か」を具体化していく作業に集中できる。たとえば淡路島の西海岸の道は北から南まで「サンセット通り」と呼ばれ、どこからでも夕陽が観られるが、これをカーケーションのクライマックスとして『夕陽を一日の仕事の締切合図とする』という体験提案に落とし込むなど、1つ1つ具体的なシーンを言語を軸に固めていった。
夕陽もそうだが、地方の人には当たり前でも、外から見ればもの凄く価値があるものは多く、それを拾い上げて魅力的にパッケージすることも言語化のひとつだ。淡路島なら「玉ねぎ」「夕陽・星空」「鮮魚」など個別にはアピールできていても、それらを一つの価値に統合して提示することはできていない。今回の案件ではそれら多様な魅力を『海の幸、山の幸。そして、空の幸』という一行に集積して打ち出すことにした。
③アウトプットまで一気通貫して担う
ローカルマーケターの仕事は企画だけではない。予算的な都合やスタッフとの距離から、実制作も基本的には自身で担うことが多い。今回はプレ期のオウンドメディアやSNS、さらには貸別荘サイトの制作まで全て自分で行ったが、1つ大きな手法的発見があった。
それは、1つ1つのコンテンツのフィニッシュを一定期間積み重ねていくことで、一発勝負のプレゼンではたどり着けない量の言語化ができ、結果的に世界観が広く深くなること。毎週のように自ら『カーケーション』を実践し、その中で少しずつ得ていった発見や素敵な写真をコンテンツ化していった。仮に本サイトの制作までに50本の記事を出していたなら、そのダイジェストを本サイトに詰め込むことで「濃い」サイトができる。つまり50回分の「締切の奇跡」を、1つのサイトに詰め込めるのだ。
▼元記事はコチラ▼
https://ferret-plus.com/67954