日常とガラッと違う環境の中で新しい刺激を受けながら仕事をこなせる「農泊ワーケーション」が人気です。筆者(編集長)も東京でサラリーマン時代に茨城県の「暮らしの実験室 やさと農場」で二泊三日のフルタイムワーケーションを実施しましたが、業務時間前後に「ちょうどいい」肉体労働ができ、濃密な3日間が過ごせました。今回はその模様をお伝えします。
農泊ワーケーション会場に到着
「暮らしの実験室 やさと農場」は、気軽に農業体験ができる開かれた農場。この日も新潟からわざわざ大学生が農体験にやってきていました。アグリツーリズムなんていう言葉が普及してきたとはいえ、実際に受け入れてくれる場所は他には見つからなかったんだとか。
敷地内には平飼いの鶏舎と豚小屋があり、のびのびと育った家畜たちの糞などを発酵させた堆肥で有機農業を行う「有畜複合」という循環型農法を採用しているということです。
いざ、ワーケーション開始。
集中が途切れそうになったら外の景色を眺めて一息つけるので、企画とか原稿書きとかの仕事に最適。オフィスの天井を見上げても煮詰まるだけですが、ふと見上げた大きな空からはでっかい発想が降りてきそうな気がします。
昼休みや煮詰まった時に、ふらっと近所の農道を(迷子にならない程度に)冒険するのも良い気分転換になりました。知らない農道って、迷路みたいでワクワク。ついつい気分転換が長くなってしまいますが、バッチリ気分転換できます。
翌朝、業務開始までは農場のお手伝い
朝は、体験者の希望と都合に合わせてその時農場で行われる作業のお手伝いができます。作業はせず農場ステイだけを楽しむのもOKですが、せっかくなのにやらない手はないでしょう。
私は豚舎の朝ごはん配給を手伝いました。前日散歩で前を通った時は完全に敵視してきていた警戒心の強い豚たちでしたが、ごはんを持った途端に大歓迎してくれました。
1時間程度の軽作業でしたが、都会生活で鈍ったカラダにはこれくらいで充分。とてもまる一日の労働には耐えられません。このあとフルタイムで二日目のワーケーションを終えたのでした。都心の自室での狭苦しいリモートワークの一日に比べ、はるかに濃密な時間が過ごせて大満足の3日間でした。
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